胃癌に対するESD/EMRガイドライン-正しい理解・運用のために
ガイドラインの考え方と日常臨床での使い方 病理
二村 聡
1
,
塩飽 洋生
,
山下 兼史
,
蓮池 典明
,
木庭 郁朗
,
小松 直広
1福岡大学 医学部病理学講座
キーワード:
胃腫瘍
,
診療ガイドライン
,
組織細胞学的標本技術
Keyword:
Stomach Neoplasms
,
Histocytological Preparation Techniques
,
Practice Guidelines as Topic
pp.665-673
発行日 2015年5月20日
Published Date 2015/5/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01937.2015257340
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標本の取扱いには,標本の適切な伸展・張り付けに始まり,ホルマリン固定,肉眼写真撮影,切り出し,そして組織切片の包埋・薄切・染色までの各工程が含まれている.標本の不適切な取扱いは病理組織学的検索のみならず,その後の治療方針決定にも大いに支障をきたす.それゆえに,標本の取扱いには正確さ,きめこまかさが要求される.質の高い病理診断の遂行・維持を目指して,臨床医と病理医は日頃から緊密な連携・情報交換に努めるべきである.
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