Barrett食道の診断と治療up-to-date
Barrett食道の内視鏡診断 Barrett食道・腺癌の国際内視鏡分類 プラハ分類・拡大内視鏡分類
郷田 憲一
1
,
田尻 久雄
1東京慈恵会医科大学 内視鏡科
キーワード:
Barrett食道
,
食道鏡法
,
食道腫瘍
,
腺癌
,
分類
,
狭帯域光観察
Keyword:
Adenocarcinoma
,
Barrett Esophagus
,
Classification
,
Esophageal Neoplasms
,
Esophagoscopy
,
Narrow Band Imaging
pp.683-688
発行日 2014年5月20日
Published Date 2014/5/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01937.2014229242
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欧米諸国と同様に,本邦でもBarrett腺癌の増加が危惧されている.Barrett食道・腺癌に対する内視鏡診断学は,本邦に比し圧倒的に有病率が高い欧米において,いち早く系統化され,さまざまな国際的分類が作成された.その過程において,本邦独自の内視鏡診断学との間に差異が生じてしまった.将来的に本邦独自の理想的な内視鏡診断体系を構築するうえで,これまでに提唱された国際分類に対する理解を深める必要があろう.そこで,本稿では欧米を中心に国際的に広く認知されているBarrett食道・腺癌に関する内視鏡分類について概説するとともに,それらの問題点と今後の課題にまで言及したい.
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