肥満と消化器疾患
肥満症の外科治療
関 洋介
1
,
笠間 和典
1四谷メディカルキューブ減量外科センター
キーワード:
胃切除
,
胃バイパス術
,
体重減少
,
腹腔鏡法
,
Roux-en-Y吻合術
,
治療成績
,
肥満症
,
肥満手術
,
胃空腸吻合術
Keyword:
Anastomosis, Roux-en-Y
,
Gastrectomy
,
Gastroenterostomy
,
Laparoscopy
,
Obesity, Morbid
,
Gastric Bypass
,
Weight Loss
,
Treatment Outcome
,
Bariatric Surgery
pp.1641-1648
発行日 2013年10月20日
Published Date 2013/10/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01937.2014025316
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内科治療抵抗性の高度肥満症例に対する外科治療(減量手術,bariatric surgery)は,世界的な肥満人口の増加に伴って,欧米を中心に広く行われており,本邦でも施行件数が増加している.現在,外科治療の大半は腹腔鏡下に行われている.手術方法には胃容量を減らし,食事摂取量を減少させるものと,消化管をバイパスすることにより,栄養吸収を抑制するものとがあり,それらの方法,組み合わせにより,現在,数種類の術式が行われている.世界的には腹腔鏡下ルーワイ胃バイパス術(laparoscopic Roux-en-Y gastric bypass)が,本邦では腹腔鏡下袖(スリーブ)状胃切除術(laparoscopic sleeve gastrectomy)がもっとも多く行われている.本稿では,これら2術式の手術手技と効果について概説する.
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