目指せ!肥満症のトータルケア-減量に苦戦する患者について考える 肥満の治療
外科療法
太田 正之
1
,
遠藤 裕一
,
猪股 雅史
,
北野 正剛
1大分大学 消化器・小児外科
キーワード:
胃切除
,
胃バイパス術
,
腹腔鏡法
,
肥満症
,
保険適用範囲
,
肥満手術
Keyword:
Gastrectomy
,
Laparoscopy
,
Obesity, Morbid
,
Gastric Bypass
,
Insurance Coverage
,
Bariatric Surgery
pp.87-90
発行日 2016年1月1日
Published Date 2016/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2016089670
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現在,世界で主に施行されている肥満外科手術はRoux-en-Y胃バイパス術,腹腔鏡下調節性胃バンディング術,スリーブ状胃切除術であり,わが国ではスリーブバイパス術も施行されている.2013年には世界で46.8万例の肥満外科手術が行われ,その95%以上は腹腔鏡下手術であった.先進国といわれる国々では年間5,000例以上施行しているが,わが国では年間200~250例程度である.わが国ではスリーブ状胃切除術が主な術式であり,2014年に保険収載され,その適応はBMI 35kg/m2以上で,糖尿病,高血圧または脂質異常症の1つ以上を合併している患者とされている.
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