これからの高齢者医療-診断・治療・予防への対応
《高齢者の在宅医療》在宅医療の制度と支援体制
三浦 久幸
1
1国立長寿医療研究センター 在宅医療支援診療部
キーワード:
高齢者保健医療サービス
,
チーム医療
,
レスパイトケア
,
地域社会ネットワーク
,
在宅医療
,
病診連携
Keyword:
Health Services for the Aged
,
Patient Care Team
,
Respite Care
,
Community Networks
pp.1174-1179
発行日 2011年12月1日
Published Date 2011/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2012088951
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・現在、在宅医療スタッフの不足、独居患者への支援体制の問題など在宅医療における多岐にわたる課題が存在している。このような中で在宅医療支援病棟は、地域の在宅医療・介護を推進する支援拠点として、今後の地域医療・介護の中での重要な位置づけになってくると考えられる。・在宅医療の推進のためには在宅医療、病院医療のどちらも理解できる医師、看護師の育成やシームレスな病診、診診連携、診療所・施設連携、多職種連携のためのICT(information and communication technology)の確立、地域包括ケア(社会的包摂)の実働と超高齢社会に向けてのコミュニティ作りを連動させるような地域の実情に合わせた介入が必要である。
©Nankodo Co., Ltd., 2011