発行日 2016年5月10日
Published Date 2016/5/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2016266968
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近年、透析患者の高齢化や透析期間の長期化により、様々な合併症で入院しながら透析を受ける患者が増加していることから、透析室看護師だけでなく病棟看護師も透析に関する専門的知識を身に付けることが必要になってきている。透析看護の教育は、先行研究では透析室看護師と病棟看護師それぞれに対して行われているものが多くみられ、両看護師に同一の教育が行われているものは少ない。しかし、透析を受ける患者の看護は透析室と病棟の一連の流れが必要とされている。そこで当院では透析室と病棟との連携を目指し、透析室看護師と病棟看護師に対する研修を同時に行った。その効果を検証するため、研修を受けた看護師13名に対して受講前後に質問紙調査を行い、透析看護に必要な知識20項目について知識の程度をそれぞれ5段階で自己評定してもらった。結果、受講前に比べて受講後は平均スコアが有意に上昇しており、研修の効果が確認された。
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