透析患者におけるテーラーメイドの栄養管理のあり方を模索する
慢性腎臓病食事ガイドラインの意味するものとは!
市川 和子
1
1川崎医科大学附属病院 栄養部
キーワード:
血液透析
,
食事療法
,
糖尿病性腎症
,
重症度指標
,
診療ガイドライン
,
慢性腎臓病
Keyword:
Diet Therapy
,
Diabetic Nephropathies
,
Renal Dialysis
,
Severity of Illness Index
,
Practice Guidelines as Topic
,
Renal Insufficiency, Chronic
pp.1657-1663
発行日 2014年11月10日
Published Date 2014/11/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2015136713
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2014年は,慢性腎臓病(CKD),糖尿病性腎症の食事ガイドラインが相次いで改定された.透析患者の高齢化が進み,10年前と比較して導入患者の状況は大きく変化した.今後は身長,体重だけではなく,年齢や身体活動量,合併症など,個別の患者の状態に応じた目標を設定し,エネルギー,たんぱく質,食塩,リン,カリウムを調整していくことが重要である.管理栄養士はガイドラインの内容をよく理解したうえで,そこに記載されている数値に固執するのではなく,患者の全身状態の改善・維持に向けて臨機応変に対応することが求められる.
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