糖尿病性腎症への進歩した腎代替療法-その標準化と個別化
腎代替療法以前の糖尿病性腎症の治療
林 道夫
1
1NTT東日本関東病院 糖尿病・内分泌内科
キーワード:
Angiotensin-Converting Enzyme Inhibitors
,
運動療法
,
血液透析
,
糖尿病性腎症
,
重症度指標
,
低タンパク食
,
早期診断
,
慢性腎臓病
Keyword:
Angiotensin-Converting Enzyme Inhibitors
,
Diabetic Nephropathies
,
Exercise Therapy
,
Renal Dialysis
,
Severity of Illness Index
,
Diet, Protein-Restricted
,
Early Diagnosis
,
Renal Insufficiency, Chronic
pp.19-26
発行日 2014年1月10日
Published Date 2014/1/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2014108393
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糖尿病性腎症は,わが国の慢性透析療法導入の最大の原因疾患であり,透析導入後の5年生存率は約60%となっている.糖尿病性腎症の発症・進展を予防することは,糖尿病患者の生命予後・QOL・医療経済という観点から急務であり,そのためには,早期からの厳格な血糖・血圧管理(ACE阻害薬・ARBの投与を含め),集学的治療が重要である.糖尿病性腎症が進行すると,薬物投与による重症低血糖リスクが高くなることから,個々の症例に応じた血糖コントロール目標を設定する必要がある.
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