これだけは知っておきたい! 内科医のための栄養療法 実地臨床で遭遇する栄養管理
腎不全
平川 陽亮
1
,
花房 規男
1東京大学医学部附属病院 腎臓内分泌内科
キーワード:
血液透析
,
食事療法
,
タンパク質-エネルギー栄養障害
,
糖尿病性腎症
,
低タンパク食
,
栄養管理
,
栄養失調
,
慢性腎臓病
,
患者アドヒアランス
Keyword:
Diabetic Nephropathies
,
Diet Therapy
,
Renal Dialysis
,
Protein-Energy Malnutrition
,
Diet, Protein-Restricted
,
Malnutrition
,
Nutrition Therapy
,
Renal Insufficiency, Chronic
,
Medication Adherence
pp.85-90
発行日 2015年1月1日
Published Date 2015/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2015060517
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CKD患者の食事療法は,画一的な指導ではなく,個々の症例の状態に応じ検討する必要がある.CKD患者に対し,塩分制限はほぼ全例に適用されるが,一部の患者では食思不振を呈することや,低ナトリウム血症の誘発に留意が必要である.たんぱく質制限は個々の症例に応じて適応するか否かを決定する必要がある.protein-energy wasting(PEW)の存在を注意深く調べ,その存在に応じ食事療法の変更が必要である.
©Nankodo Co., Ltd., 2015