腎性貧血治療の新たな課題-ESA低反応性と鉄代謝異常
腎性貧血治療の現状 多様化するESA
本田 浩一
1
1昭和大学 医学部内科学講座腎臓内科学部門
キーワード:
造血剤
,
費用効果分析
,
ランダム化比較試験
,
新薬開発
,
貧血-腎性
,
Darbepoetin Alfa
,
Epoetin Kappa
,
バイオシミラー医薬品
,
Hematide
,
Recombinant Erythropoietin
Keyword:
Darbepoetin alfa
,
Hematinics
,
Randomized Controlled Trials as Topic
,
Drug Discovery
,
Biosimilar Pharmaceuticals
,
Hematide
pp.1783-1788
発行日 2013年12月10日
Published Date 2013/12/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2014077329
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
腎性貧血の主因は慢性腎臓病(CKD)の進行に伴う腎尿細管周囲間質細胞におけるエリスロポエチン(EPO)の産生・分泌不足であり,erythropoiesis stimulating agents(ESA)による適切な治療が求められる.わが国では1990年に遺伝子組換えヒトEPO(rHuEPO)製剤が臨床応用され,さらに長時間作動型のESAが実用化されるなど,腎性貧血治療は大きな変貌を遂げてきた.本稿では実用化されている各ESAの特徴と新たに開発が見込まれるESAについて言及する.
Copyright © 2013, Nihon Medical Center, Inc. All rights reserved.