透析modalityの多様化
HD療法の多様化 透析スケジュールの見直し 深夜透析
金田 浩
1
,
西山 敏郎
,
清松 国広
,
長岐 智美
,
大平 佳容子
,
梅本 光明
1かもめみなとみらいクリニック
キーワード:
血液透析
,
高血圧
,
食事療法
,
腎不全-慢性
,
睡眠障害
,
栄養管理
Keyword:
Diet Therapy
,
Hypertension
,
Kidney Failure, Chronic
,
Renal Dialysis
,
Sleep Wake Disorders
,
Nutrition Therapy
pp.511-518
発行日 2013年5月10日
Published Date 2013/5/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2013256432
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当クリニックでは,2008年10月から週3回・1回8時間の深夜長時間透析を実施している.2012年11月現在,週3日(月水金)同時51名の患者(全員が完全社会復帰を実施している)に治療を行っている.過去4年間,死亡に至る重篤な事故は1例も経験していない.安全に深夜透析を実施するうえで重要な条件について検討した.患者側の条件として,(1)高血圧の管理を十分に行える透析治療法である(降圧薬をほとんど服用しない),(2)痩せて高度の栄養失調を起こさない透析治療法である(ほぼ健康時の体重まで回復できる),の二つが重要であり,これらを満たす深夜透析は「週3回・1回8時間の長時間透析と限定自由食」治療法である.一方,医療者側の安全対策としては,巡回による目視とブラッドボリューム(BV)計の使用による患者の循環動態の監視を実施している.
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