特集 腸管感染症
Ⅰ.総論
(3)腸管感染症の診断法
大川 清孝
1
,
青木 哲哉
1
,
佐野 弘治
1
,
宮野 正人
1
,
小野 洋嗣
1
,
中内 脩介
1
,
川村 悦史
1
,
山口 誓子
1
,
倉井 修
1
1大阪市立十三市民病院消化器内科
キーワード:
腸管感染症
,
便培養検査
,
便塗抹検査
,
抗原検査
,
遺伝子検査
Keyword:
腸管感染症
,
便培養検査
,
便塗抹検査
,
抗原検査
,
遺伝子検査
pp.122-127
発行日 2019年3月20日
Published Date 2019/3/20
DOI https://doi.org/10.19020/INT.0000000314
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腸管感染症の原因の診断方法には,便培養検査,便塗抹検査,抗原検査,遺伝子検査,血清抗体検査,血液培養検査などさまざまなものがある.よく用いられる検査は便培養検査と便抗原検査である.便培養検査では,病原菌をある程度推定することが重要である.便抗原検査は,病原体,病原因子,毒素などを抗原とする糞便を用いた迅速診断キットが汎用されている.簡便かつ短時間で判定可能だが,感度や特異度が問題となるものもあり,その限界を知って用いる必要がある.
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