これ一冊ですべてわかる消化器超音波検査
Ⅳ 消化管超音波検査 ② 超音波内視鏡検査 ② 消化管上皮性腫瘍の深達度診断 b．胃癌の深達度診断
柴田 知行
1
,
大久保 正明
1
,
舩坂 好平
1
,
廣岡 芳樹
2
,
大宮 直木
1
1藤田医科大学消化器内科Ⅰ
2藤田医科大学消化器内科Ⅱ
キーワード：
早期胃癌
,
深達度診断
,
超音波内視鏡（EUS）
Keyword:
早期胃癌
,
深達度診断
,
超音波内視鏡（EUS）
pp.1125-1131
発行日 2020年8月7日
Published Date 2020/8/7
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000001293
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胃癌のみならず，食道癌，大腸癌に対する内視鏡的粘膜下層剝離術（endoscopic submucosaldissection；ESD）が早期癌治療手技の主流となった今日，その深達度診断は治療方針の決定において重要となってきている．その表れとしてとくに，早期胃癌に関しては，「胃癌治療ガイドライン2018 年1 月改訂第5 版」において，内視鏡治療の適応範囲が広がっており，リンパ節転移がないことを大前提としたうえで，切除適応として深達度に加え，潰瘍瘢痕（UL）の有無が一つの基準になっていることが挙げられる．
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