これ一冊ですべてわかる消化器超音波検査
Ⅳ 消化管超音波検査 ① 経腹壁超音波検査 ④ 炎症性疾患の診断
長谷川 雄一
1
,
万代 恭史
2
,
高田 知明
2
,
若松 徹
2
,
鹿島 励
2
,
福田 和司
2
1成田赤十字病院検査部
2成田赤十字病院消化器内科
キーワード:
腹部超音波検査
,
5 層構造
,
潰瘍性大腸炎
,
クローン病
,
造影超音波検査
Keyword:
腹部超音波検査
,
5 層構造
,
潰瘍性大腸炎
,
クローン病
,
造影超音波検査
pp.1102-1112
発行日 2020年8月7日
Published Date 2020/8/7
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000001290
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超音波診断は,非侵襲的で簡便であり消化管疾患の診療において内視鏡,X 線検査を補完するものとして重要な位置を占めている.また,CT やMRI にない高い空間的・時間的分解能を有し,とくに炎症性疾患においては,存在診断や罹患範囲,活動性の評価が可能でありその有用性は大きい.本稿では,限られた紙幅ではあるが多岐にわたる炎症性疾患群の中から日常臨床において遭遇することの多い炎症性疾患と,潰瘍性大腸炎,クローン病を中心とした炎症性腸疾患を取り上げ,これらの超音波診断の進め方や病変の特徴像について解説する.
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