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特集 集中治療室から開始する急性期リハビリテーション
4 ICUにおけるリハビリテーション医療に必要な鎮静・鎮痛に対する薬剤の知識
Pharmacologic Knowledge for Mobilization and Rehabilitation in ICU with a Focus on Pain Control and Sedation
戸谷 昌樹
1
,
鶴田 良介
1
Masaki Todani
1
,
Ryosuke Tsuruta
1
1山口大学医学部附属病院先進救急医療センター
キーワード:
PADIS
,
鎮痛
,
鎮静
,
不穏
,
せん妄
Keyword:
PADIS
,
鎮痛
,
鎮静
,
不穏
,
せん妄
pp.860-864
発行日 2019年11月18日
Published Date 2019/11/18
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- 参考文献 Reference
要旨 急性期患者の早期退院やADL低下などの予防のため,集中治療室(ICU)入室中から始めるリハビリテーション医療が重要である.ICU管理において,痛み,不穏,せん妄,睡眠障害,不動化はお互いに関連しており,総合的に考える必要がある.痛み,不穏をコントロールするためには,日常的なモニタリング,評価をすることが大切である.ICU患者は身体的・精神的な苦痛,ストレスにさらされている.薬剤による管理のみでなく,環境調整などを行いできるだけ浅い鎮静を保ち,鎮痛薬の副作用防止にも気をつけなければならない.本稿では,鎮痛,不穏/鎮静,せん妄におけるモニタリングおよび鎮痛,鎮静薬の使用について説明する.
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