特集 透析患者の栄養評価と栄養支援―現状と今後の展開
4.透析患者におけるサルコぺニア―AWGS2025を踏まえた診断と評価のポイント
上殿 英記
1
,
森 克仁
2
1大阪公立大学大学院医学研究科代謝内分泌病態内科学
2近畿大学奈良病院内分泌・代謝・糖尿病内科
キーワード:
サルコペニア
,
フレイル
,
AWGS2025
Keyword:
サルコペニア
,
フレイル
,
AWGS2025
pp.791-797
発行日 2026年8月10日
Published Date 2026/8/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000003885
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サルコペニアは加齢に関連した骨格筋量および機能の低下を特徴とする老年症候群である.透析患者では加齢に加え,慢性炎症,身体活動量低下,protein-energy wasting(PEW)など複数の要因が関与し,サルコペニアやフレイルを高頻度に認める.サルコペニアは転倒・骨折,身体機能低下,入院,総死亡などの転帰不良と密接に関連しており,その早期発見と適切な介入が重要である.近年,Asian Working Group for Sarcopenia(AWGS)2025によりサルコペニア診断基準が改訂され,診断および介入のさらなる標準化が進められている.透析患者におけるサルコペニアの適切な評価は,身体機能の維持および予後改善の観点から重要である.

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