特集 透析医療を巡る臨床倫理の側面
9.各職種からみた倫理的側面(4)透析医療における社会福祉士の役割と臨床倫理
松本 晶子
1
1柴垣医院在宅診療部・社会福祉士
キーワード:
臨床倫理
,
社会福祉士
,
保存的腎臓療法
,
地域連携
Keyword:
臨床倫理
,
社会福祉士
,
保存的腎臓療法
,
地域連携
pp.1331-1336
発行日 2024年9月10日
Published Date 2024/9/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000003155
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社会福祉士(MSW)は,「専門的知識及び技術をもって,身体上もしくは精神上の障害があること,または環境上の理由により日常生活を営むのに支障がある者の福祉に関する相談に応じ,助言,指導,福祉サービスを提供する者又は医師その他の保健医療サービスを提供する者その他の関係者との連携及び調整その他の援助を行うことを業とする者」と規定されており,一般的に,教育分野,医療分野,児童・家庭福祉分野,公的機関,高齢者分野,障害者分野,福祉用具関連会社などに勤務しているが,筆者のように透析専門施設に勤務する例は少ない.しかし,腎疾患診療とくに透析医療に関わる場合にも,MSWには大きな役割が課されている.そこで,筆者の経験を通じて,腎疾患管理のなかでMSWの視点から見えてきた倫理的問題点等について概説する.
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