特集 腎臓リハビリテーション 理論と実際
第5章 腎臓リハビリテーションのトピックス 6 骨格筋電気刺激の有用性
三浦 美佐
1
,
上月 正博
2
1国立大学法人筑波技術大学保健科学部理学療法学専攻
2山形県立保健医療大学
キーワード:
骨格筋電気刺激
,
運動の代替
,
適応と禁忌
Keyword:
骨格筋電気刺激
,
運動の代替
,
適応と禁忌
pp.990-996
発行日 2024年6月15日
Published Date 2024/6/15
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000003076
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・骨格筋電気刺激は運動の代替作用があるため,心疾患および呼吸器疾患を合併した重症患者,および易疲労性の高齢者に適応が期待できる.
・骨格筋電気刺激はレジスタンストレーニング同様,速筋(タイプⅡ)線維優位に刺激される.刺激を繰り返すと同じ筋群が収縮するため,筋疲労が起きやすい.
・刺激の強度(電流値)を強くするほど強い筋収縮が得られるが,患者個々人に合わせたテーラーメイドの電気刺激条件設定が必要である.
・骨格筋電気刺激を契機とし,徐々に運動に切り替えていくことが重要である.
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