特集 腹膜透析の展開―生き残りをかけた在宅医療
1.なぜクリニックで腹膜透析なのか
宮崎 正信
1
1宮崎内科
キーワード:
アシストPD
,
訪問診療
,
多職種連携
,
緩和腎臓病
Keyword:
アシストPD
,
訪問診療
,
多職種連携
,
緩和腎臓病
pp.929-936
発行日 2023年7月10日
Published Date 2023/7/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000002644
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本格的な超高齢者社会の時代に,必要とされる腎不全医療は何なのか?高齢化のもたらすインパクトは,患者,社会,医療介護体制など多方面にわたる.それに対応する透析療法に必要とされているのは,少なくとも,人生の満足度を高めるものでなくてはならない.これまでの救命を第一目的とする透析から,在宅での生活の質を維持,高めることを目指した透析に対応するには,どうしたらよいのかが問われている.そのなかで,患者に寄り添ってきたかかりつけ医が参加できる腹膜透析は,一つの選択肢であり,なぜ,クリニックで腹膜透析なのかを考えていくことは,これからの時代を乗り切るために重要なことと考える.
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