症例による透析患者の画像診断
99mTc-MIBI シンチグラムにより再発性副甲状腺機能亢進症の局在を確定した1例
久木田 和丘
1
,
後藤 順一
1
,
杉山 昂
1
,
谷山 宣之
1
,
熱田 義顕
1
1北楡会札幌北楡病院外科
キーワード:
腎性副甲状腺機能亢進症
,
再発
,
移植片
Keyword:
腎性副甲状腺機能亢進症
,
再発
,
移植片
pp.1238-1241
発行日 2022年8月10日
Published Date 2022/8/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000002278
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透析患者に合併する腎性副甲状腺機能亢進症(2HPT)はQOLを低下させるばかりか,生命予後を左右する重篤な合併症である.現在は薬剤療法で治療が激変したが,以前は高度な2HPTは透析歴が長くなるにつれ,その頻度が増すことが知られていた.高度の2HPTは手術が選択され,摘出副甲状腺の100 mg程度を移植するのが標準とされていた.本稿では移植した副甲状腺の増大により再発をきたした症例を提示する.
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