特集 バスキュラーアクセス-作製・管理・修復の基本方針 2nd Edtion
第7章 カテーテル挿入と管理の実際 1 カテーテルの挿入方法/部位/種類
宮田 昭
1
1医療法人社団広崎会さくら病院・熊本赤十字病院
キーワード:
カフ型カテーテル
,
長期留置カテーテル
,
ダブルルーメン型
,
シングルルーメン型
Keyword:
カフ型カテーテル
,
長期留置カテーテル
,
ダブルルーメン型
,
シングルルーメン型
pp.837-844
発行日 2022年7月10日
Published Date 2022/7/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000002204
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
・近年の透析患者の高齢化と糖尿病性腎症増加に伴い,心機能低下,ADL低下,血管荒廃症例が増加し,自家動静脈内シャント・人工血管内シャントの設置と維持が困難な症例が増加しつつある.
・長期留置カテーテルはこれらの症例に対するバスキュラーアクセスとして増加傾向にある.
・長期留置カテーテルには多くの種類があり,それぞれに特徴を有するが,本法の目的に照らすと,血栓形成など閉塞の可能性が低い,感染をきたしにくい,構造的に丈夫で長期にわたって破損しにくいなどが性能として要求される.
・埋植手技は比較的容易であるが,一定の設備と手技に慣熟した術者・スタッフが必要であり,万一の術中合併症に対処できる準備が必要である.
Copyright © 2022, Nihon Medical Center, Inc. All rights reserved.