特集 透析療法における各種モニタリングのFront line
6.身体組成分析装置(1)InBody S10
上野 幸司
1
,
井上 真
1
,
草野 英二
1
,
齋藤 修
2
,
長田 太助
2
1医弘会かわしま内科クリニック
2自治医科大学腎臓内科
キーワード:
BIA法
,
InBody S10
,
St―DW
,
PhA
Keyword:
BIA法
,
InBody S10
,
St―DW
,
PhA
pp.507-512
発行日 2022年5月10日
Published Date 2022/5/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000002134
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長期透析患者のDW適正管理は生命予後改善に重要で,日本透析医学会のガイドラインでは「体液量が適正であり透析中の過度の血圧低下を生ずることなく,長期的にも心血管系への負担が少ない体重」と定義され,一般的には透析中の血圧低下,高血圧,浮腫,胸部X線にて肺うっ血がない,心胸郭比50%以下,h―ANP値等を総合的に判断したDWを使用し,DW設定者の感性で若干異なる.そこで,直接測定法として,多周波数BIA法のInBody S10®(インボディ・ジャパン社)での標準化DW管理方法を紹介し,また,細胞膜の強さを反映する位相角での栄養管理方法についても紹介する.
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