特集 透析療法における各種モニタリングのFront line
6.身体組成分析装置(2)BCM体組成分析装置
村山 憲一
2
,
立川 裕
1
1岡垣腎クリニック
2岡垣腎クリニック臨床工学技士
キーワード:
ドライウエイト
,
栄養評価
,
生体インピーダンス法
,
体液評価
Keyword:
ドライウエイト
,
栄養評価
,
生体インピーダンス法
,
体液評価
pp.513-518
発行日 2022年5月10日
Published Date 2022/5/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000002135
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
透析患者の適切な体液管理は,心不全の発症予防のみならず,栄養状態,さらには生命予後にも直結する重要事項である.近年,体水分・組成に関する多くのデータを低侵襲で測定する生体インピーダンス法を応用した身体組成分析装置が普及しつつある.BCM®体組成分析装置は,従来の装置では不可能であった体液過剰・不足量(OH)の演算算出が可能であり,専用データ解析ソフトウエアである体液管理ツール(FMT)と併せて活用すれば,体液量と栄養状態を客観的に評価でき,透析患者の長期予後の改善に貢献するものと思われる.
Copyright © 2022, Nihon Medical Center, Inc. All rights reserved.