特集 シームレスなCKD 対策に向けての看護実践
【特集コラム】CKD 進展予防の効果的な介入―文献レビューから見えること
小坂 志保
1
1東京工科大学医療保健学部看護学科
キーワード:
慢性腎臓病
,
看護介入
,
多職種連携
,
重症化予防
Keyword:
慢性腎臓病
,
看護介入
,
多職種連携
,
重症化予防
pp.1290-1292
発行日 2021年10月10日
Published Date 2021/10/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000001928
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本コラムでは,保存期CKD患者の重症化予防のために看護師や多職種がどのように介入することが望ましいのかを探るため,文献レビューを行った.検索ワードは,chronic kidney disease(NOT dialysis),nursing interventionとし,過去10年以内のRCT(randomized control trial)を中心として検索を行った.42件がヒットし,そのなかから有用と思われた9件について文献レビューを行った.そして,最後に今後どのようにCKD看護に携わっていけばよいかを示す.看護師が保存期CKD患者に対して行った介入のアウトカムとしては,腎機能の維持・改善のみならず,入院率,死亡率,新規末期腎不全(end stage renal disease;ESRD),身体活動量,血圧測定値,知識,QOL(quality of life),自己効力感(セルフエフィカシー)など多岐にわたった.
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