特集 シームレスなCKD 対策に向けての看護実践
1.CKD 進展予防からRRT 導入まで(1)看護実践の考え方
中村 雅美
1
1大阪府立大学地域保健学域看護学類
キーワード:
慢性腎臓病
,
病いの体験
,
セルフマネジメント
,
共同意思決定
,
協働的パートナーシップ
Keyword:
慢性腎臓病
,
病いの体験
,
セルフマネジメント
,
共同意思決定
,
協働的パートナーシップ
pp.1209-1214
発行日 2021年10月10日
Published Date 2021/10/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000001914
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CKDの概念が導入されて以降,保存期からの看護介入の重要性が浸透してきている.CKD看護実践は,患者がCKDとともに生活し,CKDとともにその人らしく生きていくことを支援することが基盤となる.CKD看護の中核は,患者の「病いの体験」の理解であり,それらを引き出し,CKDを抱えながら生きていく方策を患者とともに考えていく姿勢が求められる.セルフマネジメント支援,意思決定支援など,さまざまなCKDステージの局面で看護が提供されているが,医療と生活の両方に専門性をもつ看護師は,患者と協働的パートナーシップを築き,患者にとってのより良い生活とは何かを常に意識することが必要である.
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