特集 透析生活をサポートする―各職種ができることと限界
6.薬剤師の視点から―服薬アドヒアランスの向上のために
川名 賢一郎
1
1聖路加国際病院薬剤部
キーワード:
服薬アドヒアランス
,
ポリファーマシ-
,
クリニカルイナーシャ
Keyword:
服薬アドヒアランス
,
ポリファーマシ-
,
クリニカルイナーシャ
pp.1639-1642
発行日 2019年12月10日
Published Date 2019/12/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000001138
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透析患者は,その病態の特殊性や疾患が複数にわたることから多種類の薬を服用していることが多く,1 日の服用剤数も多いため,服薬管理は重要な課題である.患者の服薬管理の徹底,治療への主体的な参加が重要であり,薬剤師としてできることには,アドヒアランスの向上への関与(一包化など),ポリファーマシー対策などが挙げられる.一方で,患者の薬の管理が不十分,患者自身の薬に対しての知識,興味がないことについては患者の積極的な関与が必要であり,薬剤師だけでは改善が難しいこととして挙げられる.薬剤師として患者の服薬管理,薬の知識の定着といった点で何ができるのか考えていきたい.
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