緊急特集 長期にわたる停電・断水への対策―大型台風による広域災害
企画に当たって
加藤 明彦
1
1浜松医科大学医学部附属病院血液浄化療法部
pp.1559-1560
発行日 2019年12月10日
Published Date 2019/12/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000001123
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1995 年の阪神・淡路大震災,2011 年の東日本大震災を受け,透析領域の災害対策は南海トラフ大地震や首都直下地震などの大地震を想定した対策を中心に進められてきました.しかし,ここ最近は地震のみならず,台風や梅雨前線等による豪雨や強風による透析施設の浸水・土砂・強風災害,長期間にわたる広域停電や断水が大きな社会問題となっています.本誌では2018 年6 月28 日~7 月8 日の西日本豪雨災害を受け,2018 年12 月号の臨時特大号に「透析室の洪水・土砂災害対策― 西日本豪雨災害を受けて」を緊急特集として企画しました.そこでは,広島県呉市や岡山県倉敷市の透析施設の被災経験を受け,浸水・土砂災害対策を中心にまとめられています.
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