増刊号 それぞれの創傷治癒
Ⅰ.組織障害 4.感染創における創傷治癒
守永 圭吾
1
,
清川 兼輔
1
1久留米大学形成外科・顎顔面外科
pp.S70-S75
発行日 2024年6月30日
Published Date 2024/6/30
DOI https://doi.org/10.18916/keisei.2024130019
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はじめに
創には通常細菌が存在しているが,多くは特に問題なく治癒する。しかし,これらの細菌は時として増殖し,組織に侵入して損傷を起こして治癒を遅らせ,時には全身性疾患を引き起こすこともある。これを防ぐためには,感染に対する正しい診断と評価およびそれに合った治療法の選択が必要である。本稿ではそれらについて最新の知見を含めて述べる。
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