増刊号 形成外科学界未来予想図
1.抗老化医療の未来(各種レーザー)
河野 太郎
1
,
今川 孝太郎
1
,
駒場 千絵子
1
1東海大学医学部外科学系形成外科学
pp.S144-S147
発行日 2023年6月30日
Published Date 2023/6/30
DOI https://doi.org/10.18916/keisei.2023130043
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Ⅰ 概 要
レーザー治療における代表的抗加齢治療はシワ・シミ・たるみ治療である。シミ治療の作用機序には,大きくメラノゾームを選択的に融解もしくは光破壊する方法と,非選択的に組織を除去する方法に分類される。超短時間にメラノゾームを最小限に破壊する方法が解明されつつある。シワ・たるみ治療は,非選択的に組織を融解もしくは光破壊し,再生もしくは修復させる。リサーフェイシング治療の方法に点状にレーザーを照射する方法がフラクショナル治療である。熱作用に加え,衝撃波を利用した三次元的アプローチが開発され,より低侵襲で合併症の少なくなっていくことが期待される。
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