特集 美しく老いるために―高齢化に備える皮膚科診療
第Ⅱ章 高齢者診療で遭遇する皮膚疾患
2 光老化
-❹皺の診断と治療
河野 太郎
1
,
今川 孝太郎
1
,
赤松 正
1
Taro KONO
1
,
Kotaro IMAGAWA
1
,
Tadashi AKAMATSU
1
1東海大学医学部外科学系,形成外科学
キーワード:
フラクショナルレーザー
,
高周波
,
超音波
,
ヒアルロン酸
,
A型ボツリヌストキシン
Keyword:
フラクショナルレーザー
,
高周波
,
超音波
,
ヒアルロン酸
,
A型ボツリヌストキシン
pp.929-935
発行日 2018年5月31日
Published Date 2018/5/31
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000000783
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皺の原因は,加齢や光老化,喫煙,過剰な筋緊張,るいそうであり,①萎縮性皺,②弾力性皺,③表情性皺,④重力性皺の4つに分類される。機器による皺治療における熱作用,A型ボツリヌストキシン治療による筋弛緩作用,ヒアルロン酸による組織充填作用,外科的治療による物理的作用を用いることで,種々の原因の皺治療に対応が可能である。皺の原因の判断と,適切な治療の選択と組み合わせが重要である。
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