投稿論文 症例報告
帝王切開術後の腹部X線写真で遺残造影剤を腹腔内異物と誤認した1症例
穆 慧麗
1
,
馬屋原 拓
,
島田 憲宏
,
福岡 良佑
,
西山 淳二
1神戸市立医療センター中央市民病院 麻酔科
キーワード:
誤診
,
子宮卵管造影
,
術後期
,
造影剤
,
帝王切開術
,
腹部X線診断
,
母体年齢35歳以上
,
腹部CT
,
体内遺残異物
Keyword:
Hysterosalpingography
,
Postoperative Period
,
Radiography, Abdominal
,
Contrast Media
,
Diagnostic Errors
,
Cesarean Section
pp.1228-1230
発行日 2022年11月10日
Published Date 2022/11/10
DOI https://doi.org/10.18916/J01397.2023016083
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帝王切開術後の腹部X線写真およびコンピュータ断層撮影(CT)検査で金属を疑わせる高吸収域を認めたが,再開腹術で明らかな異物を認めず,術中の腹部X線写真で高吸収域は消失していた。子宮卵管造影検査の既往および同様の症例報告が少数あることから,高吸収域は遺残造影剤で,再開腹術中の洗浄操作で希釈,吸引されたと結論した。
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