投稿論文 症例報告
先天性モルガニー孔ヘルニア根治術後に広範な脳梗塞を合併した新生児の1症例
新井 千晶
1
,
吉野 淳
,
藤村 直幸
1雪ノ聖母会聖マリア病院 麻酔科
キーワード:
Fentanyl
,
酸素飽和度測定
,
MRI
,
術後合併症
,
全身麻酔
,
低血圧
,
二酸化炭素
,
脳梗塞
,
腹腔鏡法
,
Sevoflurane
,
ヘルニア縫合術
,
横隔膜ヘルニア-先天性
,
終末呼気炭酸ガス濃度
Keyword:
Anesthesia, General
,
Fentanyl
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Hypotension
,
Oximetry
,
Sevoflurane
,
Laparoscopy
,
Postoperative Complications
,
Carbon Dioxide
,
Herniorrhaphy
,
Hernias, Diaphragmatic, Congenital
,
Brain Infarction
pp.1221-1224
発行日 2021年11月10日
Published Date 2021/11/10
DOI https://doi.org/10.18916/J01397.2022030012
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日齢16、女児、身長44cm、体重2.5kgの患者である。新生児腹腔鏡下モルガニー孔ヘルニア根治術中、血圧低下(32/26mmHg)と同時に、呼気終末二酸化炭素分圧と経皮的酸素飽和度(88%)が一過性に低下した。術後磁気共鳴画像(MRI)で脳梗塞と診断された。低侵襲と考えられている腹腔鏡手術であるが、新生児では特殊な血行動態を理解し緊急時の対応を考えておく必要がある。
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