投稿論文 紹介
フルディスポーザブルビデオ喉頭鏡インターサージカルi-viewTMを用いて気管挿管を行った3症例
古田 和睦
1
,
齋藤 朋之
,
奥田 泰久
1獨協医科大学埼玉医療センター 麻酔科
キーワード:
院内感染
,
喉頭鏡法
,
前立腺肥大症
,
気管内挿管法
,
乳房腫瘍
,
感染予防管理
,
大動脈瘤-胸部
,
部分的乳房切除
,
経尿道的前立腺切除
,
喉頭鏡
,
大動脈置換術
,
固体レーザー
,
レーザー療法
,
電子内視鏡
Keyword:
Aortic Aneurysm, Thoracic
,
Infection Control
,
Mastectomy, Segmental
,
Laryngoscopy
,
Intubation, Intratracheal
,
Prostatic Hyperplasia
,
Cross Infection
,
Breast Neoplasms
,
Lasers, Solid-State
,
Laser Therapy
,
Laryngoscopes
,
Transurethral Resection of Prostate
pp.1112-1115
発行日 2021年10月10日
Published Date 2021/10/10
DOI https://doi.org/10.18916/J01397.2022003882
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
新型コロナウイルス感染症(coronavirus disease 2019:COVID-19)患者、もしくは疑いのある患者の気管挿管にビデオ喉頭鏡の使用が推奨されている。理想的なビデオ喉頭鏡の条件は、喉頭展開、気管挿管が容易であること、使用後の消毒、滅菌の必要のないディスポーザブル製品であることなどが挙げられる。全身麻酔下の待機手術が予定された成人3症例の気管挿管に、近年発売されたフルディスポーザブルビデオ喉頭鏡のインターサージカルi-view(日本メディカルネクスト、大阪市)を用いた。ブレードサイズはマッキントッシュ型喉頭鏡のサイズ4相当のみで、標準的な日本人成人の体型を考慮するとややサイズが大きい印象があったが、すべての症例の喉頭展開はコーマック分類Iで、気管挿管は容易であった。インターサージカルi-viewは、COVID-19患者、もしくは疑いのある患者の気管挿管に有用であるかもしれない。
Copyright© 2021 KOKUSEIDO CO., LTD. All Rights Reserved.