投稿論文 紹介
蘇生の歴史 血液循環の発見 静脈弁(2)
浅井 隆
1
1獨協医科大学埼玉医療センター 麻酔科
キーワード:
解剖学
,
血液循環
,
肖像画
,
医学史(1601-現在)
,
医学史(1451-1600)
,
静脈弁
,
ファブリツィオ, G.
,
アルベルティ, S.
Keyword:
Anatomy
,
Portraits as Topic
,
Blood Circulation
,
History, Early Modern 1451-1600
,
History, Modern 1601-
,
Venous Valves
pp.333-341
発行日 2020年3月10日
Published Date 2020/3/10
DOI https://doi.org/10.18916/J01397.2020199086
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カナーノおよびアマトゥスが発見した静脈弁は、イタリアのパドヴァ大学解剖学前教授のヴェサリウスと教授ファロッピオにより否定されたが、ファロッピオの後継者のジェローラモ・ファブリツィオが静脈弁はやはり存在することを詳細な図とともに示した。しかし、ファブリツィオは静脈弁の役割については誤った解釈をしており、血液循環の概念ももつことはできなかった。
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