投稿論文 紹介
蘇生の歴史 血液循環の発見 William Harvey 血液循環発見の時期と契機
浅井 隆
1
1獨協医科大学埼玉医療センター 麻酔科
キーワード:
局所解剖学
,
血液循環
,
医学史(1601-現在)
,
ハーヴィー, W.
Keyword:
Anatomy, Regional
,
Blood Circulation
,
History, Modern 1601-
pp.569-576
発行日 2020年5月10日
Published Date 2020/5/10
DOI https://doi.org/10.18916/J01397.2020251774
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ウィリアム・ハーヴェイは、「De motu cordis」(1628年出版)において、"9年とそれ以上前から"血液循環についての講義をしていたと記載している。また、1616年から始めた講義ノートにも血液循環の記載があることから、彼が初めて血液循環について記載を残したのは1616-1618年となる。彼が血液循環に気がついた契機は静脈弁の役割りを考えたからとし、彼以前の者による血液循環に関する記載は引用していない。
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