投稿論文 症例報告
開頭術中に空気塞栓症を3回繰り返し、ショック状態を伴う肺水腫を来した1症例
藤村 高史
1
,
三宅 健太郎
,
竹内 直子
,
辺 奈里
,
稲垣 麻優
,
有馬 一
1愛知県厚生農業協同組合連合会海南病院 麻酔科
キーワード:
Norepinephrine
,
開頭術
,
胸部X線診断
,
空気塞栓症
,
再発
,
ショック
,
髄膜腫
,
脳腫瘍
,
肺水腫
,
輸液療法
,
輸血
,
胸部CT
Keyword:
Embolism, Air
,
Shock
,
Norepinephrine
,
Meningioma
,
Radiography, Thoracic
,
Pulmonary Edema
,
Recurrence
,
Craniotomy
,
Brain Neoplasms
,
Blood Transfusion
pp.329-332
発行日 2020年3月10日
Published Date 2020/3/10
DOI https://doi.org/10.18916/J01397.2020199085
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
開頭術中に空気塞栓症を繰り返し、ショック状態を伴う肺水腫を来した68歳・男性の症例を経験した。右大脳鎌髄膜腫に対する開頭腫瘍摘出術中に3回の空気塞栓を発症した。直後から肺水腫となり、周術期は大量補液とノルアドレナリンの投与を必要とした。3日間の集中治療を要したが、後遺症なく独歩退院した。
Copyright© 2020 KOKUSEIDO CO., LTD. All Rights Reserved.