投稿論文 症例
非対称性漏斗胸を合併した小耳症に対する耳介再建の1例
大沼 眞廣
1
,
四ツ柳 高敏
,
上遠野 なほ
,
宮林 亜沙子
,
北田 文華
,
加藤 慎二
,
濱本 有祐
,
山下 建
1札幌医科大学附属病院 形成外科学講座
キーワード:
組織移植
,
胸部X線診断
,
術後合併症
,
漏斗胸
,
三次元イメージング
,
待機療法
,
先天性小耳症
,
肋軟骨
,
胸部CT
,
耳形成術
Keyword:
Funnel Chest
,
Tissue Transplantation
,
Radiography, Thoracic
,
Postoperative Complications
,
Congenital Microtia
,
Costal Cartilage
,
Imaging, Three-Dimensional
,
Watchful Waiting
pp.476-483
発行日 2022年4月10日
Published Date 2022/4/10
DOI https://doi.org/10.18916/J00398.2022180568
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11歳女児。9歳時より非対称性漏斗胸を合併した右小耳症の経過観察中であった。今回、小耳症治療時に胸郭変形を可能な範囲で軽減させることを念頭に、変形の強い左肋軟骨を積極的に採取して軟骨フレームを作製する方針とし、肋軟骨移植術を施行した。軟骨移植術から6ヵ月後に耳介挙上術を行い、術後7ヵ月の時点で良好な耳介形態を獲得すると同時に、胸郭変形の改善を認めた。
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