投稿論文 経験
ポリカプロラクトン製剤の超希釈法によるコラーゲン新生の臨床効果について
宮田 成章
1
1みやた形成外科・皮ふクリニック
キーワード:
Collagen
,
眼瞼
,
皮膚老化
,
美容法
,
Caprolactone Aquaplast
Keyword:
Eyelids
,
Skin Aging
,
Cosmetic Techniques
,
Collagen
,
Polycaprolactone
pp.1153-1158
発行日 2020年9月10日
Published Date 2020/9/10
DOI https://doi.org/10.18916/J00398.2021002352
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下眼瞼のシワやたるみを主訴とする62人66件(全例女性、平均年齢50.0歳)を対象に、吸収性の生分解性フィラーであるポリカプロラクトン(PCL)製剤Ellanse Sを用いて超希釈法を実施した。最終的に全例で肉眼的に明らかなシワやたるみの改善を認めたが、殆どの症例で3~7日の注入部位の浮腫を認め、一過性の腫脹を1例に、注入部皮下の硬結を1例に認めたが、そのほかに長期的な合併症はみられなかった。また、効果の持続期間は概ね1年で、Ellanse Sの製剤として表記されている持続期間と一致していた。
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