特集 排卵誘発のすべてⅡ ART編
企画者のことば
堤 治
1
Osamu Tsutsumi
1
1医療法人財団順和会山王病院 名誉病院長
発行日 2021年12月1日
Published Date 2021/12/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000001982
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無月経の診断から排卵誘発による治療は産婦人科研修医の必修事項であるが,同じ排卵誘発でもARTではスペシャリストの様々な工夫があり,最新の情報が欠かせない。Controlled ovarian hyperstimulationは月経周期を有する不妊患者にも適されるが,2022年4月には体外受精治療に保険適用が開始される予定で,排卵誘発が標準的治療としてどのように実施されるか注目されている。PPOS黄体フィードバック法やランダムスタート法など耳に新しく感ずるが,その臨床成績に期待が集まる。また,卵巣過剰刺激症候群の予防治療はnon-ART,ARTを問わず排卵誘発の臨床において大きなネックであったが,最近画期的に改善してきている。
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