特集 迫り来る2020:新規保険収載へのロードマップと適正運用
各論:内保連
4.細胞診精度管理料および婦人科子宮頸部細胞診自動判定加算その他の改定要求項目
佐藤 誠也
1
,
板持 広明
2
S. Sato
1
,
H. Itamochi
2
1岩手医科大学産婦人科学講座
2岩手医科大学臨床腫瘍学講座
pp.1325-1328
発行日 2019年10月1日
Published Date 2019/10/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000001058
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婦人科細胞診は保険診療において重要な役割を果たしているものの,その業務に対する診療報酬は十分でない。2020(令和2)年の診療報酬改定へ向けて,日本臨床細胞学会は「細胞診精度管理料」と「頸部細胞診陰性標本,判定支援加算(精度管理加算)」の新規保険収載を目指すとともに,「細胞診診断料」の婦人科細胞診への適用拡大,「セルブロック法」や「迅速細胞診」における適用疾患の拡大,「免疫染色」の細胞診標本への適用拡大,「液状化検体細胞診加算」の見直しを要望している。検体数が多い婦人科細胞診において,新規加算が認められた場合に適正な運用が行えるように,産婦人科医と病理医や細胞検査士との診療協力体制を強化しておく必要がある。
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