症例
月経困難症の治療に難渋した囊胞性子宮腺筋症
則竹 夕真
1
,
渡部 百合子
1
,
橋本 茉莉
1
,
水谷 栄介
1
,
関谷 敦史
1
,
大岩 絢子
1
,
落合 尚美
1
,
井上 明子
1
,
藤原 多子
1
Y. Noritake
1
,
Y. Watanabe
1
,
M. Hashimoto
1
,
H. Mizutani
1
,
A. Sekiya
1
,
A. Oiwa
1
,
N. Ochiai
1
,
A. Inoue
1
,
S. Fujiwara
1
1中部労災病院産婦人科
pp.553-557
発行日 2019年5月1日
Published Date 2019/5/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000000859
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囊胞性子宮腺筋症は,子宮筋層で限局的に出血を繰り返すことで囊胞を形成する疾患であると考えられている。これまでは稀な疾患とされてきたが,画像技術の向上や腹腔鏡下手術の普及により近年報告が増えている。正確な術前診断が困難であることが多いが,外科的介入により治療が可能であるため,薬物治療抵抗性の月経困難症においては鑑別に挙げる必要があると考えられる。
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