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特集 外国人診療Q&A—日本に暮らす外国人のライフステージと健康
【各論 課題と対応Q&A[やさしい日本語]】
Q11 在住外国人の診療に役立つ「やさしい日本語」って何ですか?
武田 裕子
1
1順天堂大学大学院医学研究科 医学教育学
キーワード:
「やさしい日本語」
,
外国人
,
多文化共生
Keyword:
「やさしい日本語」
,
外国人
,
多文化共生
pp.607-609
発行日 2026年6月15日
Published Date 2026/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.218880510360060607
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⦿Answer(解説)
震災がきっかけで注目された「やさしい日本語」
「やさしい日本語」とは、相手に合わせてわかりやすく伝える日本語のことである。阪神・淡路大震災のとき、日本語を母語としない外国人は、死亡したりけがをする率が日本語話者の約2倍と高く、コミュニケーションの問題が明らかになった。そこで、災害時の外国人への情報伝達に「やさしい日本語」が提唱された。
さらに「やさしい日本語」の必要性が認識されたのは、2011年の東日本大震災のときである。防災スピーカーから、「高台に避難してください」というアナウンスが繰り返し流されたが、日本語を母語としない人には「高台」や「避難」という言葉がわからなかった。日本人と一緒にいた人は逃げられたが、1人でいて行方不明になった人がいた。「高台」の代わりに「高いところ」や「山」、「避難して」の代わりに「逃げて」と言っていたら理解できたと、後から明らかになった。そこで、特に防災・減災の分野で、「やさしい日本語」は普及した。

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