特集 乳幼児健診でよくある疑問・相談への対応
発育・発達
6 肥満・やせ
-「太りすぎではないか」「やせすぎではないか」など
宮崎 あゆみ
1
1JCHO高岡ふしき病院小児科
pp.1231-1236
発行日 2024年11月30日
Published Date 2024/11/30
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000003238
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ここがポイント
☑乳幼児の肥満・やせは,乳幼児身体発育曲線や幼児の身長体重曲線などを用いて評価する.
☑幼児期のBMI変化において,減少から増加に転じるadiposity rebound(AR)の早期出現が以降の肥満と関連する.
☑幼児期やそれ以降の肥満には,遺伝的要因に加え乳幼児期からの生活習慣が関連するため,早期からの保護者への介入が必要かつ有効である.
☑乳幼児やせの場合,基礎疾患や種々の要因による栄養不足などに留意したうえで,適切なアドバイスを行う必要がある.
☑乳幼児肥満・やせには継続的対応が必要であるため,かかりつけ医や行政などに適切につなげることも健診医の役割の1つである.
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