症例
学校検診が発見の契機となった無症候性特発性頭蓋内圧亢進症の1例
横山 宏司
1
,
道網 詠子
1
,
前田 啓祐
1
,
坂部 匡彦
1
,
額田 貴之
1
,
深尾 大輔
1
,
杉峰 啓憲
1
,
池田 由香
1
,
儘田 光和
1
1日本赤十字社和歌山医療センター小児科部
pp.883-887
発行日 2024年9月1日
Published Date 2024/9/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000003146
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
特発性頭蓋内圧亢進症(idiopathic intracranial hypertension:IIH)は脳脊髄圧上昇による頭痛,嘔吐,複視,視力障害などを呈する原因不明の疾患である1)2).われわれは学校検診が発見の契機になった無症候性IIH症例を経験したので報告を行う.IIHはまれな疾患で,確立した治療法は存在しない.ただ外科的介入が必要な症例3)や予後不良症例の報告もあり,注意が必要である4).
Copyright © 2024, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.