特集 小児予防救急――病気やケガを未然に防ぐ仕組みづくり
3.傷害予防(事故予防)
植松 悟子
1
1国立成育医療研究センター救急診療科
キーワード:
トリプルリスクモデル
,
傷害情報
,
製品改善
,
法律改定
Keyword:
トリプルリスクモデル
,
傷害情報
,
製品改善
,
法律改定
pp.667-671
発行日 2023年7月1日
Published Date 2023/7/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000002626
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事故の発生には,子どもの発達段階,内在的リスク,直接的リスクと複数の要因が関係する.偶発的な原因による子どもの外傷の多くは,周囲のおとながその危険を予測できていなかったか,危険の認識が不十分であることに起因する.子どもの外傷の予防(傷害予防)を正しく,十分に行うためには,リスク因子を考慮した外傷受傷の環境,状況,外傷の情報を蓄積することと正しい解析が必要である.予防策には,製品の改善,法律・規則の改定などが効果的と考えられ,実装後の評価の方法と実施も重要である.
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