症例
早発型新生児敗血症で発症した先天梅毒の1例
奥村 遼
1
,
小野 洋輔
2,3
,
及川 純子
1
,
齋 秀二
1
,
上野 倫彦
1
,
南雲 淳
1
,
山田 秀人
2
,
長谷山 圭司
1
1手稲渓仁会病院小児科
2同病院産婦人科
3山梨大学医学部産婦人科
キーワード:
先天梅毒
,
梅毒スクリーニング検査
,
早発新生児敗血症
Keyword:
先天梅毒
,
梅毒スクリーニング検査
,
早発新生児敗血症
pp.799-803
発行日 2022年7月1日
Published Date 2022/7/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000002226
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わが国の梅毒患者数は年々増加傾向にある.2000年には総報告数759名だったが,2018年は7,007名と約10倍になった.先天梅毒も2000年には8名だったが,2018年は17名と約2倍になった1).先天梅毒はTreponema pallidum(TP)による子宮内感染症であり,多臓器に多彩な症状を示す.今回,早発型新生児敗血症で発症した先天梅毒の症例を経験したため報告する.
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