特集 新型コロナウイルス感染拡大から医療が学んだこと
新型コロナウイルス感染症の透析医療への影響と課題
吉藤 歩
1,2
,
竜崎 崇和
1
1東京都済生会中央病院 腎臓内科
2慶應義塾大学 医学部 感染症学
キーワード:
重症化
,
感染対策
,
地域連携システム
Keyword:
重症化
,
感染対策
,
地域連携システム
pp.229-236
発行日 2023年2月25日
Published Date 2023/2/25
DOI https://doi.org/10.15105/CE.0000001484
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透析患者は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を含め,感染症に罹患しやすく,重症化しやすい.COVID-19の流行時には,透析患者の入院調整は難航し,さまざまな問題が露呈した.しかし,COVID-19を通じて,感染対策の重要性が再認識され,各施設での感染対策,隔離透析が進んだ.また,行政と医療機関とのネットワークの構築も進んだ.ただ依然,解決しなければいけない感染対策や地域連携システムの構築など,課題は山積みである.
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