綜説
小児リウマチ領域の専門性と海外フェローシップについて
赤峰 敬治
1
1東京都立小児総合医療センター腎臓・リウマチ膠原病科
キーワード:
小児リウマチ
,
臨床留学
,
フェローシップ
Keyword:
小児リウマチ
,
臨床留学
,
フェローシップ
pp.957-963
発行日 2021年9月1日
Published Date 2021/9/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000001844
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小児リウマチ性疾患は自己免疫性疾患から自己炎症性疾患など多岐にわたる.しかし,希少疾患のため認知度が低いことに加えて患者の症状や経過は画一的ではないことから,診断がついていない患者は潜在的に多いことが予想される.そのため小児リウマチ科医は診断力や判断力を養う必要があり,多くの症例を「経験」することが重要である.米国フェローシップでは短期間で集中的に,また系統的にトレーニングを受けることができる.臨床留学はそれにたどり着くまでに労力や時間は必要であるが,それ以上に経験やコネクションなど得られるものは大きい.
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