症例
急激な経過で死亡した遅発性先天性横隔膜ヘルニアの1例
木村 昂一郎
1
,
小林 裕貴子
1
,
吉野 豪
1
,
橋田 祐一郎
1
,
河場 康郎
1
,
岡田 隆好
1
1鳥取県立厚生病院小児科
キーワード:
先天性横隔膜ヘルニア
,
遅発性
,
呼吸循環不全
Keyword:
先天性横隔膜ヘルニア
,
遅発性
,
呼吸循環不全
pp.851-855
発行日 2021年8月1日
Published Date 2021/8/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000001815
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先天性横隔膜ヘルニア(congenital diaphragmatic hernia:CDH)のなかで,乳児期以降に発症する遅発性CDHは,生後24時間以内に発症する症例と比較して予後は良好とされる1).しかし,症状は非特異的で診断が遅れやすく,致死的な経過をたどる症例も散見される.今回われわれは,急激な経過で死亡した遅発性CDHを経験したため報告する.
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