診療
不整脈に対するカテーテルアブレーション治療
住友 直方
1
1埼玉医科大学 国際医療センター 小児心臓科
キーワード:
高周波カテーテルアブレーション
,
冷凍アブレーション
,
接合部異所性頻拍
,
上室頻拍
,
心室頻拍
Keyword:
高周波カテーテルアブレーション
,
冷凍アブレーション
,
接合部異所性頻拍
,
上室頻拍
,
心室頻拍
pp.427-432
発行日 2018年4月1日
Published Date 2018/4/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000000405
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小児でも頻拍性不整脈治療に積極的にカテーテルアブレーションが行われるようになってきている.合併症発生率も3%と低くなり,房室ブロック,心タンポナーデ,死亡等の重篤な合併症も減少している.成功率は上室頻拍で93%,心室頻拍で78%と報告されている.冷凍アブレーションを使用することにより,房室ブロックの発生はさらに減少すると考えられる.このような治療成績の向上には3Dマッピングの開発が大きく関わっている.小児ではカテーテルアブレーションに際し麻酔が必須である.また,乳幼児に対しては,できるだけ細いカテーテルの選択も必要である.それぞれの不整脈に対するカテーテルアブレーションの適応を記載した.
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